アウトドアが気持ちいいシーズン到来!!
燦燦と輝く太陽の下、様々なスポーツシーンでは・・・
- ドライブ中「眩しい!」「疲れた!」
- フラットフィッシュゲーム。ラインの行方が光と波間に消え、ルアーをポイントに通せているか分からない!
- 「ナイスショット!!」心の内でほくそ笑んだ会心の当たり!
アレッ!?ティーショットのボールはどこっ? - リラックスして走りたいのに、目が眩しくてチラついて逆に疲れちゃった!
- 雨中のドライブ。対向車のライトが眩しいっ!アッ!!ヒヤッとしたあの一瞬!
眩しさ、どうにかなんない・・・?
ラインが、見えるようにならないかな・・・?
水面、地面からの「照り返し」何とかならない・・・?
夏場は暑さだけでなく「目の疲れ」半端ないから何とかなんない・・・!
なんか「日焼け」がひどいんだけど・・・?
そんな、不満、ストレスを抱えたまま、何も対策せずに頑張っているあなたへ!!
このブログでは、「太陽光の下で快適に活動するためのツール」として誕生した「サングラスのいいところ」を「機能の面から」分かりやすく説明し、あなたを「カッコ良く決める!」TPOに合ったサングラスの「選び方」を解説していきます。
どうぞ、最後までご覧ください。
見た目だけではない「より賢い」「よりクール」なサングラス選びのために!
結論から言うと、サングラスは「目」の健康やストレスからあなたを守ってくれます。
見かけだけではない、サングラスを掛ける本当の理由があるのです。
サングラスの恩恵は、レンズ由来の機能によって得られます。
このサングラスのレンズそれぞれの機能を理解することで、見た目だけではない「より賢い」「よりクール」なサングラス選びが出来るようになります。
それでは、レンズ由来の3つの機能とは何か見ていきましょう!
- 【カラー】
- 【紫外線UVカット】
- 【偏光】
この3つ!!
詳しく見ていきましょう。
その前に、そもそも「光」って何?
おさらいで見ておきましょう!
あなたは、毎日太陽光線を浴びている!
あなたは、好き嫌い関係なく、生まれてから死ぬまで、太陽光との付き合いは続きます。
太陽から地上に降り注ぐ太陽光線には、「紫外線」「可視光線」そして「赤外線」があります。
「可視光線」は、物体に反射して、波長の違いで着色され、目に見える物体として脳内で認識される光線です。
「可視光線」よりも波長の短い「紫外線」が地上まで到達するのは、「約290nm~320nm位までのUV-B」と「~400nm位までのUV-A」で、もっと短い「約290nm位以下のUV-C」はオゾン層で跳ね返されてしまいます。
波長の長い「赤外線」は目に見えず、生物は「熱」として感じます。
約280nmから800nm位の地上に降り注ぐ光(電磁波)は、絶えず私達の体に「肌」「目」を通して何らかの影響を与えています。
「肌」は炎症を起こし「日焼け」になり、長年多く浴び続けると皮膚がんになると言われています。
女性の方は、お肌特に顔の日焼け対策に熱心ですよね。
また最近では、男性でもアウトドアでUVカットレギンスは当たり前、更にアームカバーやフェイスカバーまで。
海辺では、グローブまで肌を隠した完全装備のフィッシャーマンがいます。
海といえば、海パン姿で日焼けの黒さを自慢した世代には、びっくりポンッ!の格好ヤ~。
お肌への影響はわかったけれど、目にはどんな影響があるの?
そういえば、目から入った紫外線で日焼けするって聞いたことがあるヨ。
どんな風にして「目」を守るの?
答えは、サングラスで守る!です。
サングラスは、人類が「太陽光から目と身を守るための進化の結晶」です。
その結晶を3つに分けて説明します。
サングラスの3つの役割|太陽光から「目」と「身」を守るために!
サングラスの役割は、以下の3つです。
- 眩しさの軽減
- 「目」の健康(眼精疲労、目の疾患の予防・シミ、ソバカス、日焼けの防止など)
- 乱反射の侵入を防ぎ、クリアーな視界を確保し、疲労の軽減
レンズが、どこで、どんなふうな役割を果たしているか?
「サングラスの働き」を図解したイメージが下図です。
出典:東海光学株式会社
ベルーナ ポラ | メガネレンズ| 東海光学株式会社 (tokaiopt.jp)
- オレンジ色の線で表された自然光(約400nm~約800nm位)の「眩しさ」を、【レンズカラーの濃淡】で軽減。
- 紫色の線で表された波長の短い紫外線(約380nm~400nm位)を、レンズに練りこまれたり塗布された【紫外線(UV)カット】剤でカット。
- 赤色の線で表された様々な角度から入り込む反射光を、レンズに挟まれた【偏光フィルム】でカット。
レンズに秘められた3つの機能が「サングラス」です。
それぞれを詳しく見ていきます。
【カラー】サングラス ーレンズカラーの濃淡で眩しさ軽減ー
その名の通り、単純にレンズに着色して色付けし眩しさを和らげただけのものです。
色付けは表面にコーティングを施したり、素材に練り込んで作られます。
当初サングラスは「眩しさ」を色の濃淡で軽減するもので、ただの「色つきメガネ」でした。
眩しさを防げるということから街中や海水浴で使われるようになり、そしてファッションの一部として取り入れられ、今はあらゆるシーンで使われるようになりました。
「カラーサングラス」は、「眩しさを防ぐもの」から、「ファッション」になったのです。
ただし、いくら「眩しさを避けるため」といっても、色が濃ければいいというものではないようです。
可視光線透過率とは?
「色の濃さ」で注意が必要なのが「可視光線透過率」です。
レンズを通して目に届く光量がどのくらいかということを数値化したもので、 無色透明のレンズで見た時を100%、レンズの色が濃くなっていくにしたがって0%(光が通らない状態、つまり真っ暗)に近づくという指標 です。
「色の濃さ」を選ぶ際の目安を下記に書いておきます。
参考にしてください。
使用する場所・時間帯・状況を考え、「濃さ」や「カラー」等を選ぶ必要があるようです。
【紫外線(UV)カット】サングラス ー目からの紫外線の侵入を防ぐー
目から入った紫外線は眼精疲労、白内障、黄斑変性症、日焼けなどの弊害をもたらすといわれています。
「眩しさ」をカラーレンズの濃淡で防げたとして、目の入り口「瞳孔」はどんな反応を起こしているのでしょうか?
カラーレンズの色が濃くなればなる程、そして「可視光線透過率」の数値が小さくなる程、「目の瞳孔」は光量を得ようとして反比例して開いていきます。
このため、紫外線の流入量は増え、網膜へと到達し易くなります。
紫外線カット率とは?
科学・医学の発展とともに「カラーレンズの濃淡」だけでは、太陽光による体への悪影響を防ぎきれないことが分かり、「安心・安全」の観点から、紫外線の侵入を防いで、目の疲れやストレスを軽減してくれる「紫外線(UV)カット機能」が求められるようになりました。
最近は、アパレルから販売されているサングラスにも、「カラーの濃淡」だけではなく、「紫外線(UV)カット機能」がついているものが多くなっています。
しかし、安価なものにはUVカット率が不十分であったり、レンズの精度の低さによる歪みにより、船酔いのような体調不良になったするものなどがあるので、選択の際には十分な注意が必要です。
品質表示のタグ等で、よく確認してお選びください。
サングラスは、目の健康に影響が大きいので、品質表示に関して国の基準があります。
「家庭用品品質管理表示法」に関する記事は、こちら⇒
この「紫外線(UV)カット率」の表示は95%~最大100%まで。
当然、100%に近い方がおすすめです。
併せて、【UV 400】という表示も要チェックです。
波長の短い約280nm~400nm位までの紫外線(UV=UltraViolet)を防げるということですね。
また、【UV380】という表示のものもあります。
「約280nmから380nm位までのUVを防ぐ」というものですが、紫外線の波長は~約400nm位までなのでフルカバーまではもうちょっとというレベルですね。
より幅広くカバーできる、安心できる【UV400】をお勧めします。
注)nm=ナノメーター=10億分の1m
【偏光】サングラス ー乱反射を防ぎ、ハッキリすっきりー
一般に、「サングラス」といえば、カラー、紫外線カットは当たり前の世界になりつつあります。
今では更に、「パフォーマンスの向上」や「快適さ」を求められるステージになっています。
それでは、具体的にどんなことが求められているのか?
- 様々なフィールドで、緑が鮮やかに見える。
- 水の中の魚が見える。
- 海底の様子がわかる。
- グリーン上のアンジュレーションがわかる。
- 足元が見えやすくなる。
- ボールが見やすい。・・・・
- コンクリートに囲まれた街中でも対象物がはっきり見える。・・・・
ギラギラした乱反射を排除し、クリアーな視界でのプレーを可能にしてくれるツール。
最高のパフォーマンスを可能にしてくれるツール。
目の疲れやストレスの軽減にも。
「偏光レンズ」は、地面や水面、コンクリート壁などあらゆる角度から乱反射する光をカットする機能のレンズです。
乱反射した光を除くことで、見るもの全てが歪みのないハッキリくっきり見えるので、カメラなどの「映像の世界」では重要なレンズとなっています。
偏光レンズの仕組みと偏光率
このレンズは、1枚のレンズの中に「偏光フィルム」「偏光板」などと言われる、ナノメーター単位の極細のスリットが入ったシートを挟み込んで出来ています。
窓に設置されている「ブラインド」を想像してみてください。
地面と平行にスリットが入っていて、一枚一枚の羽根の角度を変えて光量を調整しています。
このスリットで、自然の乱反射光を除去し、一定方向の光線のみを通過させること(偏光)により、クリアーな視界を確保できるようにしているんですね。
「偏光レンズ」には、乱反射をカットし視界の良さの目安となる度合いを表す「偏光率」があります。
その中でも、偏光率90%~99%のものが「偏光レンズ」と言われます。
それ以下の、60%~90%未満は、「偏光機能付きレンズ」と言われ区別されます。
ただし、偏光率が高くなればなるほど、色が濃くなりますので注意が必要です。
どういうことかというと、乱反射をカットしようとすればする程ブラインドの隙間を狭めていくので目に見える光の通過量(「可視光線透過率」)が少なくなります。
反対にスリットの面積(影)が大きくなり、結果暗く濃くなるということです。
偏光率の高い偏光サングラスは、夜間のドライブなどには不向きと言われていますのでご注意ください。
また、偏光サングラスは構造上デリケートな側面を持っています。
取り扱いについては下記をご覧ください。
「サングラスの3つの役割」まとめ
今や、様々なスポーツシーン、フィッシングシーンなどで常識となっている「サングラス」。
この記事では、サングラスを選ぶ際のポイントを「伊達」だけではない、
サングラスの持つ3つの役割で解説してきました。
まとめてみると、
- 【カラー】サングラス
タウンカジュアルとして、眩しさを和らげファッションの手軽な小物アイテムとして安価に手に取ることができます。 - 【紫外線(UV)カット】サングラス
目の健康を意識した、安全で疲れないサングラス。
最近は、「カラーサングラス」に紫外線(UV)カット機能が装着されているものが多くありますが、この際は「紫外線カット率」or「紫外線透過率」を意識してください。
職業によっては色つきサングラスは使えないという方もいらっしゃると思いますが、「透明」の紫外線(UV)カットサングラスもありますよ。
また、室内でのPC作業の多い方の悩み、「ブル―ライトカット対策」のものもあります。 - 【偏光】サングラス
アウトドアには欠かせない、乱反射を抑え、くっきりハッキリ見える、疲れも軽減してくれる偏光サングラス。
透明な偏光レンズはなく、適当な色の濃さが必要でTPOに合わせて選ぶこととなります。
手軽なショッピング・レジャーなどのタウンユースでは、フレームデザインが多様なファッションカラーサングラスを「こだわりを持って」選んで楽しんでください。
そして、スポーツ好きなアスリート達には、楽しみながらより高みに向けて高パフォーマンスを発揮できるような「紫外線(UV)カット機能」+「偏光機能」の優れた機能のサングラスがいいでしょう。
因みに、3つの性能の精度・耐久性➕フレームの品質・ブランドなどの掛け合わせが価格に反映されてきます。
「サングラス」といわれる機能の3要件が「レンズ由来」ということは、色々あるサングラスの中から、品質・性能の優れた安心・安全なレンズを採用しているメーカーの商品を選ぶ、ということになります。
よく検討して、あなたにピッタリな、お気に入りの「MYサングラス」を見つけてください。